Androidアプリをそのままマルチウィンドウで使えるRemix OS for PCやRemix miniを扱っているJide Technologyが、今度はWindows 10 MobileのContinuumそっくりなRemix Singularityを発表した。
従来のAndroidでも画面出力してマウスとキーボードで操作は可能だが、基本的にミラーリングでスマホ側の画面をディスプレイに表示するだけだった(Android 7はSplitViewでアプリ側の対応も必要)。これに対してRemix OSは、Androidアプリをそのままマルチウィンドウで使えるAndroid互換OSとなる。
Androidアプリがそのままマルチウィンドウで使えるRemix OS
PC版はダウンロード可能、加えて専用の小型PCも販売しており、実際手元でどちらも使い、ある意味、快適な環境だったりする。
噂によるとWindows 10 MobileのRS3(この春リリース予定のRS2ではない)ではContinuumがマルチウィンドウ対応するらしいが、UWPアプリの数が全く追い付いてない状態だ。どちらが現実的かは言うまでもないだろう。
今回発表したRemix Singularityは扉の画像からも分かるように、基本的にスマホで作動し、更にスマホ側ではスマホUI、ディスプレイ側ではマルチウィンドウと、Continuumと同じ動作をする。
このRemix Singularityに対応したスマホ用のROMを「Remix OS for Mobile」と呼んでおり、2017年夏頃にリリース予定となっている。どこかメーカーが採用すれば面白いのだが…(もしくはAndroid本家が採用)。
ただ、Continuumではないが、次期Chrome OSのアップデートでは、Androidのベースが7となり、サイズ変更可能なマルチウィンドウになる(現在はサイズ縦/横で固定)。これが将来ContinuumになってもGoodかも知れない(笑)